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【NPO 南房総リパブリック】東京と千葉県南房総市の二地域交流

9月24日(水)に開催となる〈トヨタ財団「国内助成プログラム」説明会〜やりたい!の一歩目をどう踏み出すか?〜〉を企画するにあたり、トヨタ財団よりゲストスピーカーしてご紹介いただいた「NPO 南房総リパブリック」理事長の馬場未織さん。
東京生まれ東京育ち、そして現在も東京に在住しながら、週末だけ千葉県南房総市に拠点をおき、都会と里山の往復生活をされています。

ライフスタイルが多様化する中で、田舎暮らしや「二地域居住」という考え方に価値を求める方が増えている一方で、流通、交通、ネットなどの環境整備も相まって、馬場さんのように「平日は都心部で働き、週末は田舎で過ごす」という二地域居住が注目されています。
「都会」とか「田舎」とか壁をつくるのではなく、それぞれの良いところ、不便なところを上手く活用しながらライフスタイルに落とし込んでいく、そんなポジティブな生活を家族、そして地域の人々と一緒につくっていけたら豊かですよね。

そんな馬場さんが理事長を務める「NPO 南房総リパブリック」の活動を紹介します。(和田)

 

〜以下、文・写真「NPO 南房総リパブリック」HPより〜

【NPO 南房総リパブリック】
☆設立にあたって

南房総は、東京から車で約1時間半あれば行くことのできる、もっとも近くて奥深い、自然豊かな「田舎」です。
昔から変わらぬ美しい里山が広がり、温暖な気候により農作物が豊富につくられ、農家の人たちの手が入ることによって守られている多様な生きものの生きられる環境があります。

私たちNPO法人南房総リパブリックは、人間を含めた生きものの営みがひとつながりで循環している里山環境の豊かさを未来に残すことを目指し、また都市に暮らす人々と南房総の里山とをつなげることを目指して現在、以下の活動をしています。

1.大人もこどもも自然を深く学び、体感する「里山学校」
2.自然の中で場づくり、ものづくり、関係づくりをする「三芳つくるハウス」
3.南房総からの直送野菜をつかった料理やお菓子をお届けする「洗足カフェ」

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南房総リパブリック

都市居住者にとっては、自然いっぱいの子育て環境は憧れです。価値観の多様化を背景に、公園などとは桁違いのスケールの自然がある里山環境などで子育てをしたいと強く願う人は年々多くなり、今や「老後の田舎暮らし」ではなく「子育て中の田舎暮らし」を求めて里山物件を探す若い世代も少なくありません。
一方で、憧れられている里山地域は、いくつかの大きな問題(農家の高齢化、跡継ぎ問題、耕作放棄地の増大など)を抱えています。里山環境を維持し続けるには、今まで農村を支配しているシステムだけは適応しきれなくなっており、またその地域の中だけで問題を解決するのは大変難しくなっているのが現状です。

実は、この二つの問題は、相互補完的な関係にあります。里山という環境を都市居住者に提供することができれば、将来の担い手を失った里山はその景観を維持するための人材を確保することになりますし、自然環境の中で子育てしたいと考える人々からの目線によって、本来里山がもつ大きな魅力が再発見されることにもなるはずです。
上記の視点を軸に、わたしたちは、里山と都市生活者のコネクターとしての役割を果たすことを考えます。南房総という都心から最も近くて深い田舎で、都市生活者に「平日東京/週末田舎」というライフスタイルを提供するとともに、耕作放棄が進む南房総の農村再生を目指します。また、都市と農村など地域間のヒトの交流・物流を深め、二地域間のコミュニティの活性化を促します。
ある環境を否定し、ある環境を肯定するのではなく、互いの地域の得意を引き出し合うことで、社会全体の中で里山環境の価値を高めていく。このようなシステムを構築することを目指します。

☆活動内容

・里山学校
都心から一時間ちょっと、という距離にある南房総の里山には、驚くほど豊かな自然があります。普段、野遊びすることのない都会暮らしのこどもたちや、生き物大好きなこどもたち、そして自然の中だとこども以上にこどもらしいオトナたちのために、生き物や自然に詳しい専門家リーダーとした里山体験学校を季節ごとに開催しています。自然を楽しむための知識があれば、里山遊びの中での驚きや発見は2倍、3倍に増えるのです。
自然に触れ合い、自然の恵みを食べ、自然のしくみなどを深く体感する経験により、日常の暮らしまでもがぐっと豊かに感じられるようになることを願っています。

南房総リパブリック

・市民農園
主に都市居住者を対象に、農業指導付きの市民農園を開催。みんなで耕し、皆で収穫し、大変な農作業を楽しく行うとともに、子育ての場としても提供しています。

・コミュニティカフェ活動
洗足商店街のはずれの一角に、地域の方が気軽に集まれるカフェ「洗足カフェ」をオープン。
洗足カフェは、地域の人が誰でも気軽に足 を運べる居場所、特に、カフェに行きづらいご年配の方や小さいお子様連れの方にもゆっくりしていただける場所にしていきたいと思っています。自発的な市民による地域住民のためのカフェです。
地域の方の希望もお伺いしながら、カフェを通して地域の高齢者や子育て家族が、便利で楽しく、充実した生活を送れるような工夫をしてい きたいと思います。

洗足カフェ 階南房総リパブリック

☆「二地域居住」という提案
平日は都会で働き、週末は田舎で過ごす。そんな「二地域居住」の実践者であり、「NPO 南房総リパブリック」理事長の馬場未織さんが、旅行や別荘暮らしとは違う、もうひとつの「日常」を綴った『週末は田舎暮らし~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』。東京生まれ、会社勤め、共働き、子供3人。「田舎素人」の一家が、都会と里山の往復生活を通して見つけた、無理をしない豊かで新しい暮らし方の提案本。

南房総リパブリック

馬場未織さん著書『週末は田舎暮らし~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』

(文・写真「NPO 南房総リパブリック」HPより)

【HP】NPO 南房総リパブリック
【FB】NPO 南房総リパブリック
【ブログ】南房総リパブリック!
【HP】洗足カフェ


2014/9/11 更新

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