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【NPO農音】農業と音楽で地域を結ぶ

愛媛県松山沖に浮かぶ中島は、瀬戸内海国立公園に属する忽那諸島のなかで最も大きな島です。

風光明媚な海岸線を結ぶ総延長はおよそ25キロ。島の全域に柑橘の畑が広がっており、瀬戸を吹き抜ける潮風と雨の少ない瀬戸内式気候が美味しい柑橘を育てるため、全国的にも有数の柑橘産地として知られています。

農音

農音とは?

農音は、首都圏で活動していたバンドマンたちが中心となって、2011年に正式に発足した「音楽と農業で地域を結ぶNPO」です。
若者の集団移住によって、衰退する地方の主力産業を復活させ、過疎化の進んだ地域を活気づけようという目的のもと、50名前後(2014年6月現在)のメンバーが参加しています。中島に本部をおき、東京に支部をおいているのが特徴の一つです。

農音農音 どんな活動をしているのか?

地域活性の第一弾の地として、瀬戸内海の離島・中島を選び、2011年に2名が先発移住。地元の主力産業である柑橘栽培や加工業に従事する傍ら、後発隊が移住するために必要な住居、農地の確保、地域のネットワーク作りに励んでいます。一方、首都圏のメンバーはライブ活動やグッズ制作を通じて中島のPRを行い、生産物の販売促進に努め、移住メンバーをサポート。こうして地域と都市部の間で、相互に人と物が行き来するパイプラインを形成しています。
こうした活動によって、3年間で30人もの人が中島に移住しています。

農音

みかんを収穫する農音代表 田中佑樹さん

農音

演奏しながら柑橘類を売る農音メンバー(アースデイ東京2013)

消えた伝説的ブランド、「丸中」

瀬戸内特有の温暖寡雨な気候のため「この島で作れない柑橘はない」とまでいわれるほど柑橘栽培に適し、濃厚な味わいのみかんで知られる中島。この島のみかんはかつて、丸中(マルナカ)ブランドの名で、高級みかんの代名詞として名を馳せました。

しかし、90年代の末に行われたJAの統廃合で、中島のJAは「JAえひめ中央」に吸収され、丸中ブランドは消滅、みかんの価格は急落しました。

中島ブランドの復活!

農音

私たち農音は、農業支援に力を入れる東京のIT企業とタッグを組み、この低迷する中島の活性化を目指して新ブランドを立ち上げることにしました。

ブランド名は『真ん中』。

丸中を思い起こさせると同時に、本州と四国の真ん中に浮かぶ島、また人と人、地域と地域をつなぐ真ん中にあるみかんなど、様々な意味を含ませました。

 

農音、NPO法人化

この度、2014年7月1日をもって、農音は正式にNPO法人になりました。
これからも農業と音楽で地域をつなぎ、しまのわを広げて行きたいと思います。

(文:農音公式HP 編集:富永ちえり)

【HP】NPO農音
【FB】農音
島のPRソング「わ」も是非!

 

 


2014/7/14 更新

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