ひとりひとりがユニークな存在であるように、
私たちが暮らすそれぞれの場所には、そこにしかない魅力があります。
経済成長が力強かった時代には、
より大きなもの、過剰な消費への傾倒から、
それらを見失ってしまったことが確かにありました。
でも、いまは
それぞれの地域が持っている、持っていたものを
もう一度手元に引き戻し、みがきをかけて、
新たに築いていく時期に入ったのだと
わたしたちは思います。
それぞれの地で
長い年月をかけて、自然や人によって築き上げられた
地域や場所、人に宿る、有形無形の固有の資産。
それらを次の時代へと循環させていく、
メビウスの輪のようにつなげる仕掛けを
casane tsumuguは【地域資産のデザイン】と呼んでいます。
次の世代へ
どう導き、受け渡していけばいいのか？
そんな問いへの解決の糸口は、実は既にいくつもあるんじゃないかと
わたしたちは思っています。
また 必ず 会いに行きたい。
あの人が いるから。
あの素敵なものが あるから。
あの忘れられない場所が あるから。
そんな素敵な関係性を感じながら 過ごしたい。
そうして あなたと私たちの物語は また出会う。
そんな心地よい循環を
ここ北東北から重ね、紡いでいきたいと
それをシゴトとして生きたいと
わたしたちは、 思っています。
casane tsumugu 代表 田宮 慎
木を植えて、育てて、その木で家を建てる、日々の暮らしで使う。
ほんの少し前まで、あたりまえにあったそんな風景が
こうもあっさり消えてしまったことを
わたしたちは、どう解釈すればいいのでしょう？
大黒柱、力強い梁、美しい建具や欄間。おひつ、樽桶、箪笥。
触れて感じるその温もり
忘れてしまってはいませんか？
本物の木と暮らすことは、それほど難しいことじゃない。
暮らしの中に取り入れやすく、手に取っていただきやすいものを
森や木や、そこに関わる人のものがたりと一緒に
ここ北東北の地から、お届けしたいと思います。
「食べる」ということが
今日もわたしたちをカタチづくっています。
わたしたちをカタチづくる「食べもの」をつくっている人が
すぐ近くで、今日も田んぼや畑で汗を流しています。
こんなに近くにいるのに、
わたしたちは、知らないことばかり。
「せいさんしゃ」「かこうしゃ」のみなさんのあたりまえのお話。
わたしたちには、何だかとても新鮮に聞こえるのです。
何度も足を運んでしまう場所がある。
美しい景色があるとか、とても居心地が良いとか、
理由はいろいろあるのだけれど
結局のところは
「会いたい人がいるから」なんだと思っています。
そんな衝動的な欲望に素直になって
わたしたちが、会いに行ってきました。
ひとつでも、あなたの心の中に残る言葉を
インタビューを通して探せたら嬉しいなと思っています。
casane tsumuguについて
自然、文化、産業、風土、そして、そこに暮らす人々。
私たちは、これら全てを地域資源と考えています。
地域に眠れる独自の資源が持つ、きらりと光る魅力、本質的な意義、未来の子どもたちに伝え継ぎたい確かなものを、丁寧に引き出してデザインしています。
［主な業務内容］
◎食・木・伝統工芸・地場産業に関連する商品の企画・プロデュース・販売・プロモーション
◎地域資源をテーマにしたワークショップやイベント等の企画・コーディネート・運営
◎ストア・インテリア・ブース等の空間デザイン、プロデュース
◎人物や企業等へのインタビュー、商品や場所の取材、および執筆・編集
casane tsumugu【HP】http://casane-hito-tsumugu-mono.com/
casane tsumugu【FB】https://www.facebook.com/casanetsumugu
「木」にこだわり、これからの暮らしに寄り添えるプロダクトの開発や、その背景にある仕組みづくり、木や森に触れる機会づくりなどを様々なデザイナーやアーティストと共に企画・提案する「WAPPA Project」を、アートNPOゼロダテ、
オジモンカメラ/高橋希
秋田がフリーマガジン秋田県が発行するフリーマガジン「のんびり」の制作編集部メンバーとしても活動しています。
のんびりNo.6
のんびり【HP】http://www.non-biri.net/
のんびり【FB】https://www.facebook.com/nonbiri.akita
2014/3/11 更新
