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【ゆりあげ港朝市】みんなの集まれる場所に、東北一の人々の集まる観光名所に!

ゆりあげ港朝市_01宮城県名取市にある閖上地区は江戸時代以前から漁港として栄え、伊達政宗が掘らせたとされる日本最長の運河「貞山運河」を使い仙台城下に海産物を運んだという歴史を持ちます。

閖上港では近海で獲れた新鮮な魚介類が水揚げされ、中でも、ミシュランガイドで三ツ星を獲得するほどの高級寿司店に「アカガイは閖上産だけを使う」と言わしめるほど、赤貝の産地として有名です。

ゆりあげ港朝市_03
その閖上地区で約30年前から日曜・祝日に「ゆりあげ港朝市」が開かれています。「よい品をより安く」をモットーに新鮮な海の幸や地場産品の野菜などが勢ぞろいし、通常約5000~1万人の観光客が集まっておりました。
たくさんの人々に愛されたゆりあげ港朝市は、雨の日も雪の日も約30年間開催して参りました。

いち早く復活したい!私たちの思い!

東日本大震災により、閖上の街は大津波で壊滅的な被害にありました。もちろん海のそばにあった「ゆりあげ港朝市」の会場も失われてしまいました。
大きな看板は波の力で折れ曲がり たくさん並んでいたお店は全て流され 瓦礫も撤去された今、会場は跡形もなくなりました。
しかし、再開は不可能と言われていた朝市が、被災者でもある店主達の努力もあり震災後2週間足らずで仮の場所で営業を再開したのです。仮の場所での初めての営業では、物流機能が完全にマヒしていた中、どうしても市民の心を前に向かせたいという一心で、店主達が自らの足で品物を集め、飲食ブースや魚介類、野菜などの販売を格安で実施しました。
さらに、震災でばらばらになった住民の為の再開広場も開き、多くの市民の交流を手助けしました。

いち早く復活したい!私たちの思い!
私たちは、ゆりあげ港朝市をいち早く復活させたい。
それは、津波で家を失い、家族や親類、友人を亡くし、心痛んだ人たちに元気を与えたいから。
バラバラになってしまった近所の懐かしい顔、日頃あいさつを交わしていた、お茶飲みしていた親しい人たちと気軽に合う事ができず孤独でいる、みんなの集まれる場所にしたいのです。
元に戻るだけではなく、さらに一段と目標を高く東北一の人々の集まる観光名所にしたい。
そのためにも、どこよりも早く元に戻るだけではなく、さらに一段と目標を高く東北一の人々が集まる観光名所にしたい。

震災前、朝市の出店者は、みな自分の店、水産加工工場などを持ち、日曜・祝日の朝市は、町を活気づけるために開催するイベントでした。が、今は販売できる店を失っているので、この朝市で生活を支えなければなりません。
閖上(ゆりあげ)復興は、「まずは俺らが元気になって復興するしかない」という朝市理事長。
復興のために、是非とも朝市会場に足を運んでみて下さい。

ゆりあげ港朝市_03ゆりあげ港朝市_02

〈ゆりあげ港朝市〉
会場:宮城県名取市閖上5丁目23-20
開催:日曜・祝日 朝6時~13時です。

〈メイプル館〉は平日も営業しています。
平日・土曜(木曜日定休)10時~16時
日曜・祝日(朝市営業日)6時~13時

文・写真 ゆりあげ港朝市ホームページより転載


2013/9/13 更新

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