五島列島支援プロジェクトは五島列島の地域振興活動を行っております。農水産物の首都圏流通、観光誘致・紹介、文化的景観保全の観点からカトリック教会の保全などを中心に活動をしております。その中で一番重要と考えることは五島列島に在住する人たちの力になることです。過疎化、少子高齢化、産業の疲弊、労働力の減少、厳しい環境における五島列島が少しでも活性化できるよう活動を行っております。そして五島キリシタンの生きた証、平和と人権の象徴である殉教の聖地「牢屋の窄殉教記念聖堂」の保全を柱として、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」構成資産候補でもある「旧五輪教会」をはじめとする五島列島にあるカトリック教会の保全活動、五島列島に存在するカトリック教会の紹介を通じて五島カトリックの歴史と信仰の未来継承を目的としています。
●五島列島の特産品支援
当プロジェクトでは五島の農水産物、物産品の販売や首都圏流通の構築などの支援を行っています。
●「ぶらり、島々へ」~観光案内~
長崎県に属する五島列島は、南から福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島の五つの大きな島を中心に約140の島からなります。
本州から五島への交通は長崎・博多からの旅客機の他、旅客船が利用できます。
また、各島を結ぶ船便もありますので、島々を巡る旅をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか?
公式HPでは観光ルートもご紹介しています。
●世界遺産にむけて
世界でも類を見ないキリスト教の歴史 ─
キリスト教が日本に伝えられたのは1549年。キリシタン大名、大村純忠によりイエズス会に寄進された長崎は日本のキリスト教の中心地となります。その後、豊臣秀吉が「伴天連追放令」を発し、1614年徳川幕府も禁教令を発し、本格的に弾圧が始まります。1873年によう やく禁教の高札が撤去され、五島にいた潜伏キリシタンは一斉に立ち上がり教会を建立。五島列島だけで現在でも50もの教会が存在します。古くからある教会は苦しみから立ち上り、祈りをささげることができる神聖な「祈りの場」であり信仰を守り続けてきた信徒の強い想いが込められた、まさに「信仰の証」です。五島列島支援プロジェクトでは先人が厳しい弾圧の中で守り続けたカトリックの歴史を学び、また後世にこのようなことが二度と起きない「平和な世界」を残すために、五島のカトリック教会の保全活動を行ってまいります。
(文・写真 五島列島支援プロジェクトHP、facebookより転載)
五島列島支援プロジェクトHP http://gotoproject.jp/
FB https://www.facebook.com/gotoproject
2014/1/9 更新