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〈石川県〉金沢で「新感覚」の輪島塗展

石川県立伝統産業工芸館では、「新感覚」の輪島塗展が開催されており、漆で加飾されたスニーカーやクッションなどが来場者の注目を集めている。同展の名称は「輪島塗+(プラス)」。高級品のイメージが定着している伝統的な作品に加え、時代のニーズに合ったアイテムを紹介することなどから名付けられた。会場は日常の生活場面を想定した9つのコーナーに分かれおり、このうち「玄関」コーナーには、きらびやかなスニーカーと持ち手が漆塗りの傘、プランターが並べられている。「男の書斎」と題したコーナーは、漆を含ませたジャガード織りの書類バッグ、沈金が施された万年筆やボールペン、鳳凰が描かれたヘルメットで彩られ、「ベッドルーム」には漆で加工された布製クッションと目覚まし時計、寝酒のためのぐい飲み、マグカップが置かれている。来場者は漆芸品が演出するシックで気品のある空間に見入っている。
出品点数は約80点で、職人17人が手掛けた。4月1日(火)まで開催されている。

「石川県立伝統産業工芸館」のHPはこちら


2014/3/26 更新

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