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【ふくしまプロジェクト】震災の悲劇を繰り返さない。動物と人の幸せな暮らし

ビルに囲まれた東京育ちな私ではありますが、子どもの頃から多くの動物に囲まれて育ちました。
物心付いた時には十姉妹(スズメに似た小鳥)がひしめくように鳥かごの中におり、毎日のように卵を産み、ピークの頃は100羽ほどいたんじゃなかろうか。。。加えてうさぎ、犬も同居しており、狭い集合住宅のベランダはプチムツゴロウ王国でした。かと思えば、縁日でお兄さんに「ツガイ」と言われ父親と卵を期待して買ったニワトリが、気付けば二羽とも立派な鶏冠があり、毎朝の鳴き声に近所から苦情が来て、屠殺所へ泣く泣く持ち込むなど、毎日騒がしくワイルドな環境に育てられました。その後も暮らしの中から動物がいなくなることなく、現在では4匹の猫のトイレ砂のために働く毎日です(苦笑)。

ここで紹介する「ふくしまプロジェクト」さんは、東日本大震災と原子力発電所の事故の被害を受けた福島県で、震災後ペットと離ればなれになってしまった方々の飼育サポートや、ペットの保護やケア、飼育者の育成などに取り組む活動をされています。
動物と一緒に生活している方の中には、震災時の避難や震災後の環境に不安を感じた方も多いのではないでしょうか? 私自身、家族とともに4匹を小脇に抱えて走れるのか?と思い立ち、一度避難訓練を試みたこともあったのですが、いや、、、正直キツかったです。仮に逃げられたとしても、避難所に猫を入れるゲージなんてあるワケないし、人命優先の状況の中でどうやって猫たちを守れようかと考えると、むしろ動物の野生を信じて放してしまった方がいいのだろうか、とも。。。室内で動物を飼っていることが多い都市部のペット事情をみれば、避難先でのトイレ、ゲージや餌、飼育などの課題は多いはず。
とはいえ、「ペットの命の保護」が「転ばぬ先の杖」として、どこまで社会的に受け入れられるのかはとても難しい。さらに真剣に考えるきっかけになりました。

「動物を飼う」という責任を飼い主自身に問う問題だと感じるので、動物と一緒に暮らす方とともに一緒に考えていきたい課題ですね。(和田)

 

〜〜以下、 公式ホームページ「ふくしまプロジェクト」より〜〜

〈ふくしまプロジェクトとは?〉

ふくしまプロジェクトふくしまプロジェクトは、動物と人がもっと幸せに生きることができるように、そしてそんな社会がずっと長く続くように、私たちが今できることはなん だろう、という思いから生まれました。きっかけは東日本大震災と原子力発電所の事故です。この震災と事故でたくさんの被害がありました。それと同時に、大事なペットと一緒に逃げることができなかった飼い主や、せっかく頑張って動物を保護したのに十分満足な環境で飼えない動物愛護団体がいました。
動物は人生に喜びを与えてくれる大事な家族です。そしてこの地球上に一緒にくらす仲間でもあります。

震災で起こった悲劇を繰り返さないためにも、そして震災を乗り越えてみんながもっと幸せに生きることができる社会に少しでも近づくために、ふくしまプロジェクトは歩みを始めます。
私たちのこれからのこと、一緒に考えませんか。

きみといきる。
ふくしまプロジェクト

【プロジェクト紹介】(抜粋)
01 動物がたくさんいます 「動物がいるのは、ペットショップだけじゃないんだよ」
「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」
これはガンジーの言葉です。ふくしまプロジェクトの動物飼育施設は、動物福祉が最も進んでいるドイツやアメリカの施設をお手本にしています。動物たちの世話をするのも、専門の教育を受けたプロフェッショナルたち。動物のケアとトレーニングをきちんと行い、動物たちが新しい飼い主のもとに引き取られてからも、動物としてずっと幸せに暮らせるようにお手伝いします。

ふくしまプロジェクト ケニア・ドイ ボタン

ケニア・ドイさんが撮ってくれたボタン

02 動物の「プロ」を育てたい 「私たちが考える、本当のプロフェッショナル」
03 子どもたちが遊んで学ぶ 「みんなに、動物と仲良くなってほしい、でも怖さも知ってほしい」

これからの動物の福祉についてもっと多くの人に知ってもらうためには、子どもたちと一緒に考えることが大切だと私たちは考えています。ただ自分がかわいがるだけでなく、動物がどんな気持ちでいるのか、どんなことをしてほしいのかを感じる心を育てる。自然に恵まれた「いなワシラ村」で、楽しみながら「いのち」について、「人と動物の関係」について考えてもらいたい。そして、のびのびと楽しい時間を過ごして欲しいと願っています。

ふくしまプロジェクト 4FA

建築事務所「4FA」さんによるリノベーション設計されたセミナールーム

04 「動物といっしょ」をお手伝い 「飼うのは大変だけど楽しいこと、だからみんな飼ってほしい」
05 自然の力で生きていく 「みんな、自然の中で生きている」
06 いのちを支える 「大震災を乗り越えるために、私たちができること」
東日本大震災で、福島第一原子力発電所がある福島県の相双地方では発電所の事故の影響でたくさんの被害が出ました。そして今も10万人以上の人が自宅へ帰れず、農業や漁業の再開も難しいままです。家族として一緒に生活していたペットも離ればなれになった人もたくさんいます。ふくしまプロジェクトでは、被災した方々を支え、生活の再建や動物との再会のお手伝いをしながら、共に未来を目指して行こうと考えています。ふくしまプロジェクト
07 相馬野馬追ってしってる? 「1000年以上も続いている、すごいこと」
08 楽しいこと、まだまだたくさん 「おいしいものも音楽も買い物も、みんな楽しい」
09 動物といっしょにいきるために 「動物が幸せになれば、私たちもきっと幸せになれる」
10 動物と人のこと、もっと知りたい「どうやって動物とくらせばいいんだろう」
東日本大震災では、ペット一緒に逃げられなくて今も離ればなれになってしまったり、せっかく一緒に逃げることができたのに避難先で一緒に暮らすことができなくなった飼い主がたくさんいます。どうすれば同行避難ができるのか、避難した後はどうすればいいのか…。私たちは被災された方々の多くの声を聞く調査を始めました。いつ起ってもおかしくない次の大震災に備えて知るべきこと、改善すべきことを考え、提言していきます。

ふくしまプロジェクト

被災者調査事業(2012年11月10日~2013年4月30日)

〈いなワシラ村〉

ふくしまプロジェクトの本拠地、それが「いなワシラ村」です。
大きな猪苗代湖と大きな磐梯山の近くで、
動物たちが生活しています。
およそ10000㎡のひろびろとした土地。
セミナーハウスは大きな階段が目印です。
近くを流れる小川は、冷たくてきれいな水が流れています。
この場所で、動物のプロフェッショナルになるためのセミナーや
子どもたちが自然と触れ合う体験学習が開かれます。
イベントも盛りだくさん。だれもが楽しい時間を過ごせる場所。
もちろん動物連れで大歓迎です。
猪苗代の「いなワシラ村」。
いつでも遊びに来てください。みんなでまっています。ふくしまプロジェクト いなワシラ村

〈家族として迎える〉

「いなワシラ村」で保護している動物は新しい家族を探しています。詳しくはお問い合わせください。ふくしまプロジェクト いなワシラ村

〈ふくしまプロジェクトを応援する〉

「今、どんなことをしているのかな。今はどんな動物がいるのかな。」と気にかけてくれるだけでも、私たちにとっては温かい応援です。
いなワシラ村に遊びに来ることも、イベントやセミナーに参加してくれることも大歓迎です。私たちが保護した動物のあたらしい家族になってくれることも、大切な大切な応援です。
もちろん、寄付も大歓迎です。みなさんから預かった寄付金は、動物たちのフードやおやつなどの飼育用品、子どものための絵本、子どもの体験学習の教材などに大事に使わせていただきます。

一般社団法人ふくしまプロジェクト
主な事業内容
1.動物保護施設の整備・運営事業
2.動物の管理に関する専門家の育成事業
3.子どもの野外活動・体験教室・スポーツ活動支援事業
4.ペット飼育支援事業
5.自然エネルギーを活用したエネルギー自給実践事業
6.被災者および被災動物の支援事業
7.相馬野馬追支援事業
8.マルシェ(特産品販売市場)事業
9.動物愛護啓発のためのイベント事業
10.調査・研究事業

【FBふくしまプロジェクト
【HP】ふくしまプロジェクト


2015/5/27 更新

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