常陸太田市里川町で栽培されている在来種「里川カボチャ」を原料にした焼酎「サケ・ド・パンプキン」が再び発売された。地域活性化を目指す特産品として昨年初めて生産され、五百本が三日間で完売した人気商品。今年は千四百本を用意、市内のスーパーや酒店で販売している。
里川カボチャは、寒暖差が大きい標高六五〇メートルの高地で栽培され、クリのようにホクホクした食感と甘味が特徴。他品種と交配しやすいため、里川町会が六年前から原種を守る活動を続けている。
焼酎は、昨年秋に収穫したカボチャを使い、市内の「剛烈富永(ごうれつとみなが)酒造」が仕込んだ。四つ切りにして蒸し上げ、黒こうじ菌を使用。最新の減圧蒸留機で低温蒸留することで、カボチャ本来の甘く軽やかな香りを楽しめるように仕上がった。
アルコール度数は25%、五百ミリリットル入りで税込み二千五百円。問い合わせは酒類総合卸の「山口」=電0294(72)3888=へ。(東京新聞より)
2015/5/25 更新