自分が生まれ育った同じ県内に、こんなに素敵なまちがあったなんて!
とあるアートディレクターさんの仕事のお話しを聞きに行った時に出てきた、伝統産業「結城紬」の新ブランドのVI計画についての話。スライドを見ながら、作品もさることながらそこに写っているまちなみにも心奪われました。
同じ県内だし、そのまちの名前も伝統産業も子どものころから知ってはいたけれど、まさかこんなに素敵なバショだったとは…。そして調べていくと、そこでは素敵な取り組みが行われていて…。
同じ地元でもまだまだ知らないことだらけだな…とあらためて感じた瞬間でした。
国の重要無形文化財、伝統的工芸品にも指定されている「本場結城紬」の産地、茨城県結城市。まちの名前にもある「結」という文字に想いを込め、ヒトとヒト、モノとヒトの交わりをプロデュースする「結いプロジェクト」を紹介します。
〜以下、「結いプロジェクト」ホームページより〜
結いプロジェクトとは?
紬と歴史ある蔵の町並みが今も残る結城市。
結城の“結”という言葉には、「結い」という意味があります。
「結い」とは、屋根の葺き替えや田植えなど共同で行う作業を言います。
大きな労力が必要となる作業をみんなで協力して成し遂げていくという精神です。
結城の“結”の字には、こんな素敵な意味があって、
一本一本丁寧に紡がれ、織られていく“結城紬”のように、
一人一人が繋がって、広がっていけるような、
そんな魅力ある町“結城”にしたいという思いから、
“結いプロジェクト”というチームを結成しました。
現在、結城を中心に20数名が集い活動しています。
市内各地の魅力的な空間がものづくりや音楽アート会場に生まれ変わるお祭り「結い市」の企画運営をはじめ、
空き店舗を改装したギャラリー「ゆいのわ」の運営、地域資源を活かした商品開発などを行っています。
「結い」の持つ、“繫がり”や“広がり”をキーワードに、
沢山の人と人、人とモノが出会い、交われるような活動を展開していきたいと考えています。
◆結い市
毎年テーマを決めて開催される「結い市」。結城の歴史的な街並み、地場産業を中心とする営みや暮らしといった街の魅力と、様々な人・モノの縁の結びつきを、みんなでつくるお祭り。健田須賀神社の収穫祭にあわせて、神社の境内や見世蔵、酒蔵、空き店舗など、街中の魅力的な空間が様々な会場として生まれ変わります。
歴史ある街の魅力と私たちの今が重なり合うことで、日々の暮らしが透けてみえてくるような特別な二日間を楽しむことができます。
詳細はこちら。
◆結いのおと
結城紬の産地として知られる茨城県結城市。結城の歴史のある街に点在する酒蔵や見世蔵など街の魅力ある建物をライブ会場として活用します。
また会場の全ては「ゆうきの雛祭り」という雛人形の展示イベントの最中です。このような情緒あふれる雰囲気の中でのミュージシャン達によるライブイベントはここでしか感じることの出来ない特別な場所となるでしょう。その他にも市内各所でのフリーライブなど“音楽”をベースに街や人を結ぶ様々な企画が盛り沢山。
ゆっくりとした時間が流れる情緒ある結城のまちで開催される音楽祭。のんびりと街歩きを楽しみながら素敵な音楽に出会う特別な一日を過ごすことができます。
詳細はこちら。
(文・写真 結いプロジェクト)
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2015/2/5 更新