• Facebook
  • Twitter
  • 地元びいきとは
  • 問い合わせ

【ヒノキカグ大正集成】無駄がないから、ずっと一緒。四万十のヒノキで作った家具と小物。

皆さんの家には木材製品ってどれくらいありますか?意識して家の中を見回してみると、結構、木材品って多いことに気づきます。
では、「林業」という言葉を耳した時はどんなイメージでしょう。某大型北欧家具屋さんの人気もあって、木製品との接点も多い生活の中で、日本の林業や森林のことを意識している方はどれくらいいるものなのでしょうか?

農業や水産業は、私たちの生活に切っても切れないほど密接ですし、最近ではネットや直売店で野菜を売る人、加工品などの生産者など一般の人たちが農業や水産業に関わりを持つ機会も増え、農水産物の販路に広がりが出ていると想います。それに比べ、林業って遠くに感じませんか。。。

私自身、山歩きが好きで山に入るたびに、山の奥に転がってる間伐材って「いらないもの」なのか?「いらないもの」なら誰かにお願いしたら使えるのか?など知りたいことが積もりつつも、林業ってどこか遠い存在で分からないことだらけ。そんな折り、とある展示会でここで紹介する「ヒノキカグ大正集成」と出逢い、「お?森林組合ってこんな可愛い家具をつくれるんだ?」とまた疑問が増え、結局のところ赴くまま四万十町へ行ってしまいました(笑)。林業の「り」の字も知らず、突然押し掛けた私に対して、森林組合のこと、現在の林業のこと、四万十町のことなどを丁寧に教えてくれたことで、少しずつ林業を近くに感じることができ、私のような一消費者ができることを考えるきっかけにもなったんです。
このご縁が、東京の森に関わるプロジェクトを立ち上げるモチベーションになったと言っても過言ではないのです。(地元びいき 和田)

〜以下、「ヒノキカグ大正集成」「四万十町森林組合」ホームページより〜

ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合〈ヒノキカグと集成材〉

もったいない。
四万十町森林組合は、四万十川の中流域に広がる高知県四万十町をエリアとする森林組合です。
森林は全面積の92%に達し、その管轄区域は森林面積は10,900ha(人工林率76%)。
そのうち40~50年生の8~10齢級の材が約50%を占めています。
町内に広がる森林は江戸時代から檜、杉、栂などの良質材の産地として知られ、特に独特の薄紅色の色合いと香りの高さで古くから定評がある「四万十ヒノキ」とよばれる良質の檜はその代表的なものです。

ヒノキは昔から神社仏閣や住宅の建築に使われてきた、身近な木材のひとつであり、私たち四万十町森林組合で切り出した材も多くはこうした住宅用に使われています。
しかし、その一方で住宅用には使えない「端材」や価格の安い「曲がり材」は山に放置されてきました。
なぜなら、こうした材には「市場価値がない」ものとみなされてきたからです。

しかしそれではもったいない。
捨てられてきた材もあますところなく使うことが、森林資源の有効活用や雇用創出といった視点からも必要なのではないか。
そう考えて、今から20年ほど前に間伐材、端尺材、曲がり材などの小片から 集成材をつくりだす集成材工場の操業を開始したのです。
(下記図表の数値は旧大正町森林組合のもの)ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合

市場価格ゼロの材から、四万十川の再生と循環型の森づくりへ

集成材のメリットとはいったい何でしょうか。
集成材の製造には、間伐材の乾燥、部材選別、カット、接合、再乾燥、表面の磨き上げなど多くの工程を要し、無垢材の製材に比べると大変な手間がかかります。
しかし、厳しい品質管理のもとで加工された集成材は温度変化による割れ変形、反りなどもあらわれにくく、高品質の無垢材に劣らない利用価値の高い木材になります。

また、四万十町森林組合大正集成材工場では、加工過程で発生したおがくずや集成材としても用いることのできない材を工場内に設置した木質バイオマスボイラーで燃焼させ、得られた熱で間伐材の乾燥を行っています。
そのため、工場では重油をほとんど使っていませんし、二酸化炭素の発生量も削減しています。

本来市場価値がゼロに等しかった材から価値を産みだし、得られた利益で森林の手入れをさらに進めていく。
ヒノキなどの人工林は、ブナやシイなどの天然林と違い、きちんと手入れをし、間伐していかないと荒廃してしまいます。
森林の手入れが進めば、地面には光が差し込み、下草が生えて土壌も豊かになります。
豊かな土壌は天然ダムの役割を果たすようになり、日本最後の清流として知られる四万十川の環境を守ることにも繋がっていきます。

そのために、私たちはヒノキの集成材で家具をつくることにしました。
山から木を切り出しても、使ってもらわないと意味がないからです。
本来なら山に捨てられていた木材から価値を生み出し、その差額を山主に還元して手入れを進めていく。
そのような循環を築きながら森を再生する。
そして、長く、安全に、飽きずに大切に使ってもらえる家具を提案する。
私たちは、家具のひとつひとつが四万十川や流域の森林を育てることに繋がっていけばと思っているのです。ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合

あなたの欲しい家具もつくれるかも知れません。

板の注文はご希望のサイズ1枚からでも作ります。
これは無駄に切って捨てる部分を増やしたくないからです。
そして、家具はカタログページの既定サイズの商品だけでなく、ご自宅や職場などで必要な寸法を測ってもらえば、ぴったりの大きさでお作りします。
長く使ってもらいたいから、きちんと修理もします。
欲しい家具が見つからない時は、ぜひ相談してください。
あなたの欲しい家具を作れるかもしれません。
私たちは、ヒノキを好きになってもらうためにどんな事でもやるのです。

〈ヒノキカグができるまで〉
間伐から集成材へ、そしてヒノキカグに。ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合

〈ヒノキカグの3つのルール〉

四万十町森林組合大正集成材工場の家具ブランド「ヒノキカグ大正集成」は、2011年春からはじまりました。
そのコンセプトは単純明快。
丈夫で優しいヒノキの良さを生かしながら、いつまでも使えるシンプルな家具づくりをめざしています。
1、いつまでも使える。
シンプルなデザインだから、メンテナンスも簡単。長く使って壊れたときは、修理にも対応します。
2、きもちよく使える。
50〜80年生の四万十ヒノキの集成材は頑丈だけど、やさしい。見て、触って、嗅いで、五感に響く家具なのです。
3、あきずに使える。
時を経ると共になじむ風合いを楽しめるシンプルデザイン。
暮らしに合わせたサイズオーダーはもちろん、ゼロからのオーダーメイドにも対応。
どんな間取りにも、どんな暮らしにもフィットします。

〈ヒノキカグの製品たち〉

☆あるあしテーブル(オイルまたは白木塗装)
シャープな天板と先に向かって細くなる丸脚が特徴のテーブル。
小さなお子様が頭をぶつけないように足元の空間をできるだけ広く作っています。軽やかで優しいデザインに仕上がりました。
基本サイズは巾1.4m×奥行60cmですが、ダイニングのサイズにあわせてお好みの寸法でお作り出来ます。ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合 まるあしテーブル

☆かわもチェア[肘かけなし](オイルまたは白木塗装)
やわらかな曲線を描く座面と軽やかだけどしっかりとした構造で身体を優しく包み込みます。
ヒノキの軽やかさと座り心地が自慢です。※ウレタン塗装も可能です。ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合 かわもチェア

☆汽車(無塗装 一部オイル着色)
小さなお子さんが乗って遊べるヒノキの汽車セット。
積み木をのせたり、お気に入りの人形を積んで運転手さん気分で運転できます。
機関車:W470×D290×SH338/貨物車:W380×D230×H210/客車:W280×D230×H190ヒノキカグ大正集成 四万十町森林組合

 

また、福岡県の「佐々木デザインインターナショナル」と共同企画を行なっている子ども家具シリーズ「MORITO」はこちらから(Facebook)

【HP】四万十町森林組合
【HP】ヒノキカグ大正集成
【FB】ヒノキカグ大正集成

 


2014/11/26 更新

カテゴリ

タグ

新着記事