• Facebook
  • Twitter
  • 地元びいきとは
  • 問い合わせ

この夏フェスで、僕らが届けたかった想いとは・・・

Show Naight(ショウナイト)実行委員の池田です。7月の「スタッフよもやま」で地元民が立ち上げた1日だけの熱い夏フェス「Show Naight(ショウナイト)」をご紹介させていただきました

「地元の子供たちに夢と希望を!そして大人たちに最高の音楽と文化を!」

この想いの元に集ったボランティア有志たちが、今年1月から準備を行い、8月31日(日)無事開催することが出来ました。
田舎で行われるたった1日のちいさな音楽フェスではありますが、温かい想いを込めて会場を設営し、アーティストとの交渉を重ね、来場いただいたお客様に目一杯楽しんでもらおうと全力で頑張りました。
当日は前日までの降水確率も吹き飛ばし、晴天の青空。そして、日本海に沈む庄内の夕陽をバックにアーティストたちによる最高の音楽が奏でられました。

SN1 SN2

今回「Show Naight(ショウナイト)」を運営するにあたり、叶えたい目標がありました。

ひとつは、地元の高校生や大学生などのワカモノに、このイベント運営に携わってもらいたい。実行委員たちの背中から、イベントに込めた想いを感じ取って欲しいということ。

もうひとつは、この「Show Naight(ショウナイト)」を活動する理由をもっと理解してもらいたい。地元の人に「なぜこのフェスを行うのか」を伝えたいということ。

このことを胸に、「Show Naight(ショウナイト)」の準備を進めて来ました。
地元の大学や高校にもお時間を頂き、「Show Naight(ショウナイト)」の概要と実行委員が取り組んでいる理由や想いをお話させて頂きました。
そして学校側のご理解・ご協力もあり、前日からの準備には多くの学生ボランティアが参加してくださいました。会場準備は肉体労働も伴い大変なはずなのに、目をキラキラさせながら、「すごく楽しい!田舎でもこんなに楽しいイベントがあることにすごく驚いた!」などの有り難い声を頂くことが出来ました。
ワカモノの力や想いは、今後の地方を支える大きな力になると想います。「Show Naight(ショウナイト)」をきっかけに「地元を想う気持ち」が今後ますます芽生えてくれると、実行委員一同とても嬉しく思います。

SN3SN4SN5

そして、「Show Naight(ショウナイト)」を活動する理由をもっと理解してもらい、「なぜ行うのか」を伝えたい。
今回は、このエピソードをひとつご紹介させて頂きます。

「庄内刺し子」で想いを込める

みなさん、「刺し子(さしこ)」というものはご存知でしょうか?
刺し子とは、手芸の一分野で、布地に糸で幾何学模様等の図柄を刺繍して縫いこむことです。有名な刺し子技法には青森県津軽の「こぎん刺し」、青森県南部の「菱刺し(ひしざし)」、そして山形県庄内の「庄内刺し子」があり、これらは「日本三大刺し子」と言われています。

今回、庄内まで来て頂いたアーティストのみなさんに、御礼の気持ちを何かモノでお渡し出来ないかと、考えていました。その土地に伝わる工芸品など、心に残るようなモノに想いを込めてお渡ししたいと・・・。

そんな実行委員の想いを叶えて頂いた方が、佐藤 洋子(さとう ようこ)さん、現在82歳。
佐藤さんは、もともと、和裁・洋裁・編み物など手仕事が大好きでした。この「刺し子」と出逢ったのは、今から10年ほど前。ご友人に誘われて始めたのがきっかけで、週に1度教室に通うようになり、刺し子の先生に教わりました。
そして現在は、地域の文化祭への出展や、イベント会場などでの販売も行っております。

今回、佐藤さんにはアーティスト&スタッフ全員に配るTシャツの襟タグに「刺し子」を縫ってもらい、ご提供頂きました。大変な人数分のスタッフTシャツに、「Show Naight(ショウナイト)」の熱い想いを、佐藤さんの「刺し子」で吹き込んでもらった、そんな気がしました。
そして打ち上げのとき、出演頂いたアーティスト方々に、82歳の佐藤さんが実行委員の想いを「刺し子」として込めてくれたことを、しっかりと説明をし、お渡しさせて頂きました。アーティストのみなさんにもその想いは通じ、大変感動してもらうことが出来ました。

SN7 SN8SN9

佐藤さんに「なぜ、今回Show Naight(ショウナイト)の活動のご協力頂けたのか?」お伺いしました。
「趣味で続けてきた刺し子という手仕事であれば、私のようなおばあちゃんでも参加出来るな!こんなおばあちゃんでも頑張っているのだから、若者たちも頑張れ!!役に立てたのなら嬉しい、そのひと言に尽きます。」とおっしゃってくれました。

 

最後に、
実行委員として「Show Naight(ショウナイト)」携わり、様々な経験をすることが出来ました。実感したことは、「自分たちの力だけでは決して開催することが出来なかった」ということ。
会場設営や当日の運営に携わってくれた地域のワカモノ、そして「Show Naight(ショウナイト)」の活動を応援してくれた佐藤さんはじめ、地域の先輩や周りの方々。そういう人たちに支えられて、地域の活性は意味を成すものになるのだと強く想いました。

たった夏の1日の数時間のイベントでしたが、そこに込めた想いはとてもとても大きかったと自負しています。反省すべき点は改善し、これからも続けていきたいと想いました。「Show Naight(ショウナイト)」を応援いただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!

SN6

「Show Naight」の想いを「庄内刺し子」で、アーティストへ届けました!

今年の「Show Naight 2014」の様子はこちら

【HP】 Show Naight 2014
【FB】 Show Naight 2014
【Twitter】 Show Naight 2014


2014/10/2 更新

カテゴリ

タグ

新着記事