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〈千葉県〉サーフィン競技者数全国1位 若者の移住者も増加

三方を海に囲まれ温暖な千葉県では、年間を通じてサーフィンを楽しめる。昭和41年7月には「第1回全日本サーフィン選手権大会」が鴨川市で開催され、平成16年には勝浦市の部原海岸で世界最高峰の大会「World Championship Tour」が実施された。今年も日本サーフィン連盟の公認大会が九十九里町、白子町、一宮町、旭市、館山市で行われるなど、本県は全国屈指の適地を有する。

同連盟に登録する本県の正会員数(競技者数)は、4支部合計で1556人。全国(9544人)の16・3%を占め、都道府県で最多を誇る(25年末時点)。競技以外にも、レジャーとして多くのサーファーが訪れている。

本県全体の25年の海水浴客の入込客数は約182万人で、東日本大震災前である22年の約230万人を大きく下回る。

だが、県内で最も多くのサーファーが訪れる一宮町の3海岸(一宮、東浪見、釣ケ崎)では、25年で延べ計59万人と、22年の37万人を上回る観光入込客数を記録している(県調べ)。

また、県内の多くの自治体が人口減少に悩む中、一宮町にはサーファーを中心に若年層の移住者が増加しており、今年8月1日時点の人口は前年同月比で28人(0・2%)増え、睦沢町とともに人口増加町村となっている。サーフショップ、カフェ、レストランの集積による雇用創出や住民税・固定資産税の増加といった効果も生まれている。何より地域に活気が創出されていることは大きな効果といえる。

サーフスポットを有する県内自治体では、以前から駐車場や無料トイレの整備、サーフィン大会を活用した海岸イベントの実施などにより、サーファー誘致の取り組みが行われてきた。圏央道開通などにより、首都圏からの交通アクセス利便性は高まっている。自治体、地域住民、事業者が一体となったイベントや初心者向け講座の実施、移住・定住に向けた支援を行うことなどを通じた経済の活性化に期待したい。(産経ニュースより)


2014/9/24 更新

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