シリーズでお届けしている〈地域で活動しているヒトびと〉。
ここでは長野県売木村で「地域おこし協力隊」として活躍されている、能見奈津子さんを紹介します。
Q.1 まず、自己紹介をお願いします。
能見 奈津子さん
年齢:29歳
配属地:長野県売木村
移住元:東京から移住(出身は兵庫県)
隊員歴:3年目
前職:ベンチャー企業で正社員(野菜ソムリエを活かした仕事)
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Q.2 協力隊になろうと思ったきっかけや動機、またこの地域を選んだ理由をお聞かせください。
東京在住中に東日本大震災を経験。都会の弱さを痛感。これからの時代は都会ではなく地域だと感じ移住。NPOの活動で南信州(売木村ではなく隣の阿智村)と交流していたのをきっかけにこの地域を好きになった。
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Q.3 就任が決るまでの経緯を教えてください。
➡地域情報や活動内容などどうやって情報を収集しましたか? また情報収集で困ったことはありましたか? ネット。困ったことは特になし。
➡説明会や面接などで、受入先の自治体とはどういった具体的にどのようなやりとり(話し合い)のがあるのですか? 1次選考:履歴書と意気込みの作文 2次選考:村長・副村長・担当課長と面談 面接の中では、自己PR、協力隊へ応募した想い、3年後の定住に向けた質問、やりたい活動について等
➡赴任する前にどんな準備をしましたか? 特になし
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Q.4 配属先はどちらですか? 何を行なっている部署ですか? そこで具体的にどのような仕事・活動をされていますか教えてください。
配属先:売木村役場 観光課 イベントの企画・運営、特産品開発・販売、情報発信、農林業等
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Q.5 協力隊になって「良かったな〜」ということと、また「なかなか大変な想いをしたな〜」ということがあればお聞かせください。
〈良かったこと〉 半分行政の立場で村の協力をしながら、自分のやりたいことも実現できる。普通にIターンで入るより村に入りやすい。人脈ができる。特に村のキーマンと?
〈大変だったこと〉 特に、売木村での地域おこし協力隊の受け入れが初めてだったということもあり、任期直後は役場も村の人も地域おこし協力隊って何なのか?どういうふうにすればいいか、分からないという試行錯誤状態だったこと。また、特に村の人は「地域おこし協力隊」という制度を知らないのでどういう制度なのか、何を目標としているのか、等認知してもらうのが難しかった。
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Q.6 現在の仕事・活動はご自身にとって順調に進んでいますか? また、Q.2で描いた想いや活動できていますか?
進んではいるが、村の仕事と協力隊としての活動の量が多すぎて時間がなく、なかなか思うようにはできていない。しかし、当初の想いに向けては確実に進んでいる。
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Q.7 Q.6の問いについて、思い描いたとおりに活動できている方
➡それができている「決め手」とはなんでしょうか?
想い描いていることに向けて、とにもかくも「やってみる」こと。
➡今度どんなことにチャレンジしていきたいか?
・山、木に携わる ・村の温泉を薪ボイラーにする
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Q.9 任期終了後について、目標や目指しているコトは見えていますか? 差し支えなければ、それはどんなことか教えてください。
食とエネルギー(薪・炭)の自給=農林業である程度の生計を立てられるように現在取り組んでいる、特産品(たかきびまんじゅう)を軌道に乗せる
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Q.10 個人的に気になっている地域、活動、人がいたら教えてください。
徳島県神山町
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Q.11 地域おこし協力隊とは、ご自身にとって何ですか?
村のため&自己実現
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Q.12 地域おこし協力隊とは、地域にとってどういう役割だと思いますか?
・行政と村人の橋渡し 行政ではできないこと、村人ではできないことをやる
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Q.13 実際に協力隊になってみて、制度の面で改善して欲しいなぁ、ということがあれば教えてください。
活動費の規制をゆるくしてほしい。(例えば、機械購入や定住に関わる空き家改修等にも使用できるように)
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Q.14 今後、協力隊になろうと思っている人に一言!
➡今振り返ってみて、しておくといい準備があれば教えてください。
自動車免許がATしかなかったとしたらMTを取得しておく
➡暮らし・生活について、アドバイスありますか?
住めばなんとかなるので心配なし!
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Q.15 最後に地域PRを! 現在、協力隊を募集中であれば、公募情報も教えてください。
人口600人の小さな里山うるぎ村。なにもないけど、そこがいい。 まさに、ふるさとの原風景という言葉がぴったりの、のどかな村。 小さいけどキラリと光る売木村! を目指してがんばります。
(アンケート協力:長野県売木村地域おこし協力隊 能見奈津子さん)
【FB】売木村 地域おこし協力隊
2014/9/23 更新