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〈熊本県〉天草の海と生きよう 地域のママ友ら「天草海部」結成

天草の海に親しみながら魅力発信などに取り組んでいる住民グループがある。今年3月に結成された「天草海部[うみぶ]」だ。「天草の海と生きよう」をモットーに、磯場の生き物観察会や浜辺のごみ拾い、海での遊び方教室などを開いている。

天草海部のメンバーは現在16人。天草市の主婦正角[しょうかく]雅代さん(35)の呼び掛けに応じた同市内の園児や児童とその母親らだ。みな海が大好きで、不定期に磯などで“部活動”している。

部長の正角さんは長崎大水産学部卒で、小さいころから海遊びや生物観察、マリンスポーツを楽しんできたという。約10年前に就職で天草市に来て結婚。長男(6)のママ友らと磯遊びなどを楽しんできた。

その中で、「とても素晴らしい環境が身近にあるのにもったいない。魅力あふれる天草の海で多くの人が思いっきり遊ぶ機会をつくりたい」と、天草海部を結成した。

7月下旬には同市本渡町広瀬の本渡海水浴場近くの磯に約10人の部員が集合。魚を捕まえたり、岩をひっくり返してカニやヤドカリを見つけて観察したりした。正角さんが雄と雌の見分け方や生き物の解説をすると、参加した子どもばかりか大人もくぎ付け。部員の古賀みわこさん(34)は「親子で楽しめます。いつも新発見だらけです」と魅力を語る。

海部では毎月、手作りでA3判の天草海部通信も発行。部活中に見つけた生物の紹介や海辺の豆知識、次回の活動案内などを載せ、部員や友人らに配るほか、市の中央図書館にも置いている。正角さんは活動を通してブログやフェイスブックでも盛んに情報発信している。

磯遊びのほか、子ども向けに生物図鑑を使った学習講座や海の安全な遊び方教室なども開催。「多様な生き物がいて美しい地元の海を、誇りに思ってもらうきっかけにしてほしい。一緒に海を楽しみ、守っていきたい」と正角さんは話す。

天草海部は海に興味がある人なら誰でも入部ができる。会費はないが、磯場の活動などで参加費が必要。正角さんTEL090(4585)7507。(くまにちコムより)

【FB】天草海部


2014/8/18 更新

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