富山の女子力を集結させ、女子だけでつくる富山の情報誌「itona」を紹介します!
2012年8月にitona創刊号「女子13人分の富山」を迎え、第2号「雪国、だからこそ」、そして6月に第3号「乗り物天国、富山。」が発売中!
カメラ片手に自らペンをとり、自分たちの日常を熱く!時に冷静に紹介する冊子です。
編集長の明石あおいさんから「創刊への想い」を寄せていただきました!
地元で何かをしたい、まちづくりに関わることを始めたい!と想っている方には、とても心強く勇気がもらえるコトバです。(和田)
☆itona(いとな)とは
itona(いとな)は、
富山の風土と向き合って生きている20~50代の女子たちが共同で執筆する、小さな情報誌です。
日本じゅう、世界じゅうに誇れるものもたくさんある富山県ですが、その部分は自治体や大きな企業におまかせするとして、私たちは、自分の日常に焦点をあてていきます。
何気ないある日の食事、家族や友人たちとのひととき、感動した出来事や風景、がんばっている仕事、ステキな人との出会い、地元で引き継がれている不思議な慣習、おすすめのお店や商品、大切な場所…などなど、自分たちが心から好き♪と思える、ひと、もの、ことを、主観的に紹介します。
昨年話題になった幸福度ランキングで、総合2位となった富山県。
自分の住んでいる富山県が、幸福度の高い県だと言われると、嬉しいものですが、客観的な統計データから導きだされた調査結果には、おいしいとか、ほっこりとかは、ありません。それに、富山らしい幸せや豊かさは、生活のなかにしっかり染み込んでいるので、多くの富山県民にとっては、当たり前で他愛のないことに思えてしまいます。
でも、私たちは、そのへんに転がっているものにこそ、土地の力が強く込められていることに気がついたのです。私たちの普段の生活のなかに、愛しくて美しい富山が、たくさん詰まっているのだ!と。
富山の恵みをそれぞれの立場で楽しみながら暮らす女子たちが、紹介する富山。
あなたにも、富山の知られざる豊かな生活を、お届けできますように。(文 「itona」公式HP/写真・編集部より)
ー以下、編集長の明石あおいさんから「創刊への想い」ー
私は、15年間の東京生活を経て、
4年前に富山にUターンしました。
東京時代は地域づくりのコンサルタントとして、
北海道から鹿児島まで、日本の地方のみなさんとともに
地域を元気にする活動に関わらせていただいてきました。
Uターンしてからは、
毎日無数に発見できる富山の素晴らしさと奥深さに
改めて気づかされました。
なのに、県や大きな企業が出している情報には、
あまりそういうネタがないことにも気づきました。
毎日、富山でこんなにステキなことが起きているのに、
なぜそれが富山の魅力として発信されないのか?
超個人的な視点なので、出せるはずもないと気づきました。
富山に帰ってきて初めて、
無料配布の富山の情報誌(ほぼ広告)を見たときに、
東京にはないローカルなお店の情報や
まちネタみたいなものがたくさんあって
「ああ、こういうものを東京時代に手にできたら、
すっごく嬉しかっただろうな」と思いました。
でも、1年くらい経つとそのローカルな情報も、
実は薄っぺらい情報なんだと気づきました。
信頼する友人・知人から紹介してもらったお店にはいくけど、
情報誌に掲載されているお店にはいまだに足を運んでいないし、
まちネタも「どこに何がある」という発見情報ばかり。
だから、何度も通ってこそわかる味とか
人間関係を築いてこそわかる良さを紹介したい。
「紹介するために取材をするのではなく、
生活の中で好きなものを紹介する」という視点で、
保存版の富山情報誌みたいなものを作りたいと思ったのです。
Uターンした最初の1年は、
富山県庁で県外からの定住支援をお手伝いし、
2年目に、まちづくりの会社を立ち上げました。
その中で「うわ~!富山にこんな人がいたのか!!」と
感動する出会いがありました。
こんな人たちと何かできないか?
なにか仲間として取り組みながら、
富山を盛り上げていくことはできないか?
…そう思ったのもitonaをつくった理由のひとつです。
魅力的で頑張り屋で、いつも新しい示唆をくれる、
将来が楽しみな女性たち、ひとりひとりに声をかけて、
itonaへの参加をお願いしました。
「あなたが『面白い!好きだ!』と思うものを、
思うままに書いて欲しい」と。
参加している女子たちは、私も含め、まだまだ修行中です。
ですから、女子たちの人生観や生活、
まだまだ青くて、平べったいものかもしれません。
自己紹介的な記事も多く、
情報誌とは言い難い仕上がりですが、
「がんばっている人が見える」さらに
「その人たちと一緒に成長していける」冊子に
して行けたらと思っております。
そして、それぞれの記事は、日常とか個人の好みの話なので、
とても他愛ないものです。
でも、それらをひとつにまとめて見せることで、
今まで発信されてきた富山の魅力とはまた違う
「今の富山の底力」を見つけ、磨き、担い手を
育てていくことになるのではないかと思っております。
ー完ー
【HP】itona
【ブログ】itonaの活動を綴った「勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog」
2014/8/7 更新