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〈秋田県〉人工杉で曲げわっぱ、初の実験成功

大館市の曲げわっぱ製造8社でつくる大館曲げわっぱ協同組合(佐々木悌治理事長)と県立大木材高度加工研究所(木高研、能代市)は29日、選別した人工杉が加工に耐えられるかどうかをみる初めての検証実験を行った。立ち木段階の調査で、曲げわっぱに適すると判別した杉は予想通り曲げ加工に耐え、実験は成功した。協同組合は「今後は調査本数を増やし、適材を判別する精度を高めていくことが課題」としている。実験を繰り返し、年度末までに成果をまとめる。

振動が立ち木を伝わる速さを基に、曲げやすいと判別した人工杉と、加工しにくいと予想されるものなど計5本を大館市大茂内の民有林から伐採。同市釈迦内の大館工芸社に持ち込んで実験した。

厚さ3ミリの板を煮沸し加工したところ、曲げやすいと判断した人工杉から切り出した部材は、多くが加工に耐えた。一方、加工しにくいと予想した杉でも、折れずに加工できたケースもあった。()

【HP】大館曲げわっぱ協同組合
【HP】県立大木材高度加工研究所


2014/7/30 更新

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