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【SMALL WOOD TOKYO】東京の木、たくさん使って森づくり!

東京で生まれて育った私にとって、山の緑や海の青というのはなかなかのご馳走なのだ。特に仕事に追われる日々が多ければ多いほど、限られた休日にそちらへ行く回数が増す。
東京都の西端、新宿から電車で2時間ほど行くと、ハイキングや遠足などを楽しめる山が多く存在している。丘陵など低いものも含め、東京には40を超える山がある!
そんな東京の山を歩くたび気になっていたのが、山の奥に大量に伐採され放置されている木たちのこと。「あれはいつか誰かが使うために置いてあるの?」それとも「使い道なくただ置かれてるの?」、、、と。
一次産業から遠いイメージの東京なのだが、山を歩くようになって初めて林業のことを考えるきっかけができた。そこから木のことや林業のことを調べて行く中で、今回紹介する合同会社++(たすたす)さんが取り組まれている「SMALL WOOD TOKYO(スモール ウッド トーキョー)」プロジェクトに辿り着いた。
「東京の木、たくさん使って森づくり!」これに刺さってしまった。

small wood tokyoそして、無垢の木を使用した「敷くだけフローリング」に魅せられ、三鷹にあるショールームにも伺わせてもらった。木の香りもたまらないのだが、裸足人間の私としては、足から伝わるクッションのような木のしなり、柔らかさ、温度感に足が吸い付くのが分かる。足が木に一目惚れした!(笑)。

ということで、「SMALL WOOD TOKYO」プロジェクトをまず知って、是非、自身の足の裏で東京の木を感じてほしいと想います!(地元びいき 和田)

 

〜以下、「SMALL WOOD TOKYO」HPより〜

いま大量に伐られている木を、いまを生きる私たちが大切に使う。
そうすれば、森と人の関係がバランスよく紡がれ、未来の豊かな森の基礎ができます。
SMALL WOOD TOKYOは、それを実現することで森の再生を目指します。

SMALL WOOD TOKYOの特長

生粋の東京産
東京の多摩地域の森から伐り出されたスギ・ヒノキを材として、DIY製品とオーダー製品に加工しています。
東京唯一の原木市場「多摩木材センター」で仕入れた丸太を、(有)沖倉製材所が一貫して製材・乾燥・加工している正真正銘、生粋の多摩産です。
国内外の遠隔地から運ばれてくる木材と比べ、輸送にかかる環境負荷は最小限。
地産地消で地域の絆を育み、地場産業を支えます。

SMALL WOOD TOKYO

「多摩木材センター」での競り

無垢だから、心地いい
適切に製材・乾燥した材を使い、塗装や防腐加工・圧縮加工などを施さず、自然の木材の特長と風合いを活かして仕上げているので、ほおずりしても、子どもが舐めても大丈夫。
接着剤で貼りあわせた集成材や合板にはない心地よい肌触りや調湿効果など、自然の恩恵を心ゆくまで享受できます。
製造・使用・廃棄のどのステージでも有害物質を出さず、地球環境への負荷は必要最小限。

シンプルに、木を生かす
無垢の木はすべて一点物。全く同じ木目や節は二つとありません。
木の個性に敬意をはらい、その良さをそのまま生かし、できるだけ材を無駄にしないシンプルなデザインと工程で製品をつくっています。
シンプルなデザインだから、暮らしのいろいろなシーンに調和します。

SMALL WOOD TOKYO

節はどれも一点物!

DIYだから、愛ひとしお
五感を開き、工夫をこらし、DIYでつくる。いつしか感性と技と知恵が磨かれ、愛着が深まります。
自分でつくれば、自分で直せる。無垢の木をつかってDIYすると、木と共生する知恵が身につき、森や自然とのつながりが強くなります。

「SMALL WOOD」の定義

いま東京の森で大量に伐られている木々には、細い木、短い木、曲がっている木、節の多い木がたくさん含まれています。建築材としては活用されにくく、疎まれがちなそうした木々を私たちは「SMALL WOOD」と呼び、丁寧に製品化しています。

現在、東京の「SMALL WOOD」は約11,600㎥。驚くことに、住宅などの建築材として使われている多摩産材約10,200㎥を上回る量です(2011年度)。

森の再生には、まずはたくさん使うことが急務なのです。
・直径13cm以下の細い丸太
・直径14cm以上だけど短い丸太
・直径14cm以上だけど曲がっている丸太
・節が多い木々
・流通、製造過程でムダになってしまう木々

SMALL WOOD TOKYO

青梅貯木場に集められるSMALL WOOD

「SMALL WOOD」をつかう理由

おじいちゃん世代がどっさり植たスギ・ヒノキ。負の遺産として未来に残しますか?今、使いますか?
東京都の面積の約4割は森林で、その7割がスギやヒノキが植林された人工林です。しかし長年放置されたまま、流通できない木が大発生! それはどうしてなのか?
「東京の森事情」の詳しい解説はこちらからご覧ください!

SMALL WOOD TOKYOをあなたの暮らしに取り入れたら…

お部屋がもっと好きになる
ほんのり香り、室内の空気をやわらげ、音の響きを丸くしてくれる無垢の木。
自分の手で組み立てる、敷いてみる、使ってみる。
お部屋にもお風呂にもキッチンにも。
住まいに無垢の木を取り入れれば取り入れるほど、空気感がやわらかくなり、とっても快適に。
心も身体もゆったりくつろぐ素敵な空間に変身します!

「森の民」として賢くなる
自分でつくり、組み立て、いっしょに暮らす。
触れれば触れるほど一体感が深まり、長所も短所も愛おしく感じるようになる。そして、無垢の木の「反る」「割れる」「色づく」といった性質をおおらかに受け入れ、賢明に対処できるようになります。

SMALL WOOD TOKYO

無垢の木は、自分で削ったり磨いたりできます

森の再生を後押しできる
製品の材は、建築材として流通できない木々です。いま大量にどんどん伐られている木々、放っておいたら有効に使われない木々です。
たくさんの人たちがそれを暮らしに取り入れ、適切な価格がつく道筋をつくることができれば、東京の林業が活性化し、森の再生につながっていきます☆

SMALL WOOD TOKYO

今日も、たくさんの木々が伐られています!

めざすは、東京の森の再生!

SMALL WOOD TOKYOは、合同会社++(販売元:つなぐひと)と、有限会社沖倉製材所(製造元:つくるひと)が協力し、東京の林業や森の再生を目指して運営している木製品ブランドです。

山側の製材所&街場のクリエイターが協働
きっかけは、(有)沖倉製材所と合同会社++の出会いでした。
東京の山側に唯一残る木材協同組合『秋川木材協同組合』の理事長も務め、「多摩産材」を広めることに長年尽力してきた(有)沖倉製材所の代表取締役・沖倉喜彦。
そして、「生態系と人間の営みが調和している社会をつくる」ことを理念に活動する、デザイン/編集/企画の得意な合同会社++の共同代表・安田知代。

お二人は意気投合し、「よし、東京の森を再生させる素敵なサムシングをつくろうではないか!」と、2012年2月に森の未来を考えるイベント『TOKYO WOOD FORUM』を企画。
そしてイベントに留まらず、自ら「流通に乗らない大量の木材(=SMALL WOOD)で、商品をつくろう!」と決意。

2012年6月に企画をスタートし、商品開発・テスト販売を通して共感の輪を広げ、同年12月のECサイト開設を皮切りに本格的に販売を開始しました。
※商品開発には平成24年度の東京都『多摩産材利用開発事業補助金』を活用。
【HP】「SMALL WOOD TOKYO」をつくるひと (有)沖倉製材所
【HP】「SMALL WOOD TOKYO」をつなぐひと 合同会社++

(文・写真 「SMALL WOOD TOKYO」HPより)

【HP】SMALL WOOD TOKYO
【FB】SMALL WOOD TOKYO


2014/7/29 更新

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