新潟駅から車で10分ほどで行くことができる、新潟市上古町商店街。
この商店街に店を構える、地域に根ざしたクリエイティブ集団がいる。
それが「hickory03travelers（ヒッコリー・スリー・トラベラーズ）」だ。
■hickory03travelersとは？
コンセプトは「日常を楽しもう」
hickory03travelersはショップの運営を中心に、デザインに関わる様々な取り組みを行っている。
ショップを訪れると、彼らがデザインしたTシャツや雑貨を始め、駅などのお土産店では変えないちょっと変わった、おしゃれな新潟の商品を買うことが出来る。
それ以外の活動では、地域のお土産品のパッケージデザインをしたり、新潟市美術館のミュージアムショッの運営や、障害者施設で作られている製品のトータルプロデュースなどを行っている。
また、代表の迫一成さんが商店街の理事として活動されるなど、まちおこしにも貢献している。
■hickory03travelersが出来たきっかけ
2001年に迫一成さん、遠藤在さん、橋本真由子さんの3人でhickory03travelersの活動はスタートした。
最初の段階で、明確なビジョン等があった訳ではなく「とにかくクリエイティブなことをやる！」という想いからその活動は始まったという。
日々、試行錯誤しながら新潟の地で様々な表現を行ううちに、現在の姿になったとそう。
現在では、総勢10名程度のスタッフで新潟をデザインで盛り上げる取り組みをされている。
hickory03travelersがデザインするTシャツ
■hickory03travelersが商店街に活気を与えた
元々、hickory03travelersが現在の地でショップを始めた時、そこは閑散とした商店街だったという。
まちに活気を与えて、盛り上げていきたいという想いから、hickory03travelersは様々なイベントなどを実施。
その活動が実を結び、若者が集まるようになり、新しいお店が次々と出店されるようになった。
今では商店街は活気づいていて、週末には観光のついでに県外から訪れる人がお客さんの半分以上にもなるという。
hickory03travelers店内の様子
■hickory03travelersの想い
「新潟のよいものをより広く伝える。」
「新潟でクリエイティブやものづくりで生きていることを行動を示す。」
そんな想いで活動をされてきたという、hickory03travelers。
代表の迫さんに、今後の展望を伺ったところ、「正直、こうなりたいとかはあまりないんです。」とのお答えが。
「これまで通り、新潟の地で自分たちが楽しいと思えることをやっていく。あと、まちの人が住んで場所に自信を持てるようなきっかけになる活動をしていきたいですね。」そう迫さんは語ってくれた。
（写真提供 hickory03travelers・／文・地元びいきスタッフ 足立直之）
【HP】hickory03travelers
【FB】 hickory03travelers
2014/7/17 更新
