「ホタルの里」として知られる真庭市北房地区中心部の備中川一帯で、ゲンジボタルの乱舞がピークを迎えている。川面を滑るように柔らかな光が点滅し、幻想的な光景を生み出している。
同川沿いでは、日没ごろから草陰でぽつぽつと淡い黄色の光が明滅。仲間と交錯する光跡が闇夜にすーっと伸びたり、多い場所では川が波打つように光る様子にカップルや家族連れが見入っている。
北房ホタル保存会によると、例年より4、5日早い5月25日ごろから飛び始めた。「出現場所を上流に移しながら、6月下旬までは楽しめそう」という。
真庭市下呰部の北房ほたる公園から備中川沿い約2キロには6月末まで、呰部商店会が毎日午後8時~11時ごろ常夜灯約90基を点灯。21日午後5時から同市上水田、北房文化センターでホタルにちなんだ音楽イベント「ホタルロック」も開かれる。(山陽新聞より)
2014/6/19 更新