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〈山形県〉100年に一度!? 竹の花咲く 山辺の鈴木さんの庭先

山辺町山辺の無職鈴木百合子さん(90)方の庭に生えている竹に今月初め、花が咲いた。県立博物館で植物を担当する川上新一学芸員(47)によると「竹の花が咲くのは50~100年に1度。花が見られるのはとても珍しい」という。

竹はイネ科で、花は稲穂に似ている。鈴木さんが約50年前、東京から引っ越して来た時に既に竹はあったが「花が咲くのは初めて見た。今月初め、最初に気付いた時は花とは思わなかった」と話す。

珍しい出来事に喜んでいたが、近所の人から庭先で竹の花が咲くと、冷夏や凶作をもたらすとの言い伝えがあると聞き、鈴木さんは不安になったという。

川上学芸員によると、花が散ると同じ地下茎でつながっている竹は全て枯れてしまうことがある。昔から花が咲くと不吉なことが起きると考えられていたが、迷信にすぎないという。鈴木さんは「凶作は困るが、暑すぎない夏になる前触れであればいいけど」と話していた。


2014/6/19 更新

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