京都市上京区の出町桝形商店街を舞台のモデルにした人気アニメ「たまこまーけっと」のオリジナルＴシャツを商店街の衣料品店が考案し、ファンの人気を集めている。同店は「アニメをきっかけに商店街に人を呼び込みたい」としている。
たまこまーけっとは餅屋の娘たまこの愉快な日常を描く。続編の映画化に合わせて、「セルフ岸本屋」経営の岸本仁さん（５５）が４月、アニメのファンに喜んでもらい、商店街を活気づけようと、制作した京都アニメーション（京都府宇治市）と契約して企画した。
Ｔシャツは、たまこと友人の女子高生や鳥のキャラクターをプリントした２種類を用意。肌着店のノウハウを生かして着心地にもこだわった。
１枚１６２０円で販売すると、一時的に品切れになるほど人気になった。色は４色から１５色に増やし、映画公開から約１カ月後の５月２７日時点で６５６枚が売れた。東京や秋田から訪れる人もいた。
岸本さんは「映画が終わっても、商店街を訪れた人の土産として売り続けていきたい」と話している。（京都新聞）
【HP】出町桝形商店街「セルフ岸本屋」
【HP】たまこラブストーリー
2014/6/5 更新
