導入から約６年が経過しても寄付者が伸び悩んでいる「ふるさと納税」の拡充を目指し、県は６月１日から、一定額以上の寄付者に特産品をプレゼントする。計４０品目のカタログを送付し、白桃やマスカットなど県産品を選んでもらう。
ふるさと納税は、生まれ育った県など居住地以外に「寄付」の形で納税する制度で税額控除される。これまで県はプレゼントを導入せず、昨年度は約４００万円のみと寄付が伸び悩んでいた。プレゼントを導入している鳥取県は昨年度３億円近くを集めた。
このため、岡山県はプレゼント贈呈に踏み切り、１万～３万円の寄付者には白桃やマスカット・オブ・アレキサンドリアなど３千円程度の２０品目、３万円以上には県産和牛肉や瀬戸内海産物など５千円程度の２０品目の特産品を用意。カタログで選んでもらったうえで送付する。プレゼントは今年４月１日からの寄付者に適用し、岡山後楽園などの無料招待券を送る予定。
伊原木隆太知事は「品目は定期的に入れ替え、県外の人が知らないような特産品を紹介するきっかけになればうれしい」と期待を込めた。（産経ニュースより）
2014/5/26 更新
