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〈愛知県〉もっと有名になりたい… 津島の「ゆるキャラ」巻き返し

地元をPRする「ゆるキャラ」を7年前に誕生させた津島商工会議所が、近年では近隣自治体と比べて出遅れた感のある、ゆるキャラ戦略の巻き返しに乗り出した。今年から、ゆるキャラグランプリにも挑み、知名度を上げることから再スタートする。着ぐるみを増やし、津島市などとも協力して活動の幅を広げていきたい考えだ。

 津島商議所は二〇〇七年、創立四十五周年を記念して、伝統ある津島を親しみやすくPRしようとゆるキャラを作った。国の重要文化財に指定される津島神社の楼門をモチーフにした「つし丸」、尾張津島天王祭のまきわら船をイメージした「マッキー」、国内最大規模の藤棚にちなんだ「ふじか」の三種類。つし丸だけ、着ぐるみを用意した。

 西尾張地域では、弥富市の特産金魚をモチーフにした「きんちゃん」、フジで知られる江南市の「藤花ちゃん」に続く先駆的な取り組みだったが、商議所だけでは活動が限られたため、市外での知名度はいまひとつ。稲沢市の「いなッピー」が一〇年のゆるキャラグランプリで全国十位に輝くなど、後でできた周辺自治体のゆるキャラに後れを取った。

 危機感を抱いた津島商議所は津島市に要望し、昨年春になって市の公式キャラクターに認められた。今年四月下旬、商議所は、ほころびが目立っていた「つし丸」の着ぐるみを更新したほか、新たに「マッキー」の着ぐるみも作った。

 これに合わせ、市も「つし丸」の着ぐるみ一体を購入、市主催のイベントなどに活用することにした。「つし丸」のモチーフになった津島神社も、つし丸の着ぐるみを作り、秋の「七五三」などの行事で使う。

 市民にさらに利用してもらう機会を増やそうと商議所は一回千円だった貸出料を四月から無料にした。着ぐるみが、音楽に合わせて自己紹介するパフォーマンスも取り入れる。

 「着ぐるみが増えたのを機に、各キャラクターのレベルをアップさせ、活動の場を増やしたい」。商議所の伊藤大造事務局長は挽回を目指している。(中日新聞より)

【HP】津島商工会議所


2014/5/23 更新

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