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〈長野県〉知恵継ぎ、竹ひごで鍋敷き作り 飯島で伝統技術学ぶ講座

上伊那郡飯島町生涯学習センターは20日、先人の知恵や技術を学ぶ講座「タイムトラベルクラブ」の第1回を町文化館で開き、14人が竹ひごで鍋敷きを作った。扱い慣れない竹を四苦八苦しながら編み上げ、出来栄えに満足そうな笑顔を見せた。

鍋敷き1個に7本の竹ひごを使用。そのうち6本に切れ目を入れて曲げやすくした。講師の竹細工職人田中瑞波(みなみ)さん(34)=上伊那郡宮田村=が「竹が滑りにくく折れにくくなるので、よくぬらして」と助言。受講者は霧吹きなどで竹ひごをぬらし、「楽しいね」「これは難しい」とねじったり、引っ張ったりして形を整えた。

完成した鍋敷きは円形で、直径15センチほど。飯島町の主婦平沢咲子さん(68)は「こんなに難しいとは思わなかったけれど、出来上がってうれしい」。田中さんは「プラスチック製品の普及で竹に触れる機会が減っている。身近に感じてもらえればうれしい」と話した。

講座は通年で開き、伝統の草木染や綿からの糸作りなどを学ぶ。(信濃毎日新聞

【HP】飯島町生涯学習センター


2014/5/21 更新

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