• Facebook
  • Twitter
  • 地元びいきとは
  • 問い合わせ

【大蔵村肘折青年団】肘折温泉に活気付ける地元青年団

山形屈指の秘境の湯治場「肘折温泉」を盛上げる地元青年団

みなさん、山形県にある肘折温泉(ひじおりおんせん)は、ご存知ですか?
山形県最上郡大蔵村(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉です。「肘折カルデラ」と呼ばれる直径2kmのカルデラの東端に位置しており、カルデラの中心に位置する黄金温泉、最奥部の野湯である石抱温泉などとともに秘境の湯治場として「肘折温泉郷」があります。日本有数の豪雪地帯であり、冬季の積雪量は4mを越えることも。また、修験道の拠点、出羽三山の1つである霊峰月山の登山口でもあることから江戸時代には山岳信仰の霊湯としても栄えました。この温泉郷も日本全国で問題とされる懸念点、温泉客(観光客)の減少、地域住民の高齢化などに将来を不安に考える地区でした。

肘折青年団1

秘境の湯治場として「肘折温泉郷」肘折青年団2積雪は4mを越すことも・・・肘折青年団3雪の重みで変形します。

そのような状況の中で「変わらなければ生き残れない」と活動する若者たちが居ます。それが、地元の肘折青年団の方々。青年団は「三十六人衆」などの〈講〉とは異なり、地区在住の20代から40才までで構成される緩やかな集団で、地域のイベントを盛り上げてくれる頼もしい存在。ここ数年は都会からUターンしてくる若者も増え、その活動もエネルギッシュになってきました。帰郷した青年団メンバーに話を聞いてみると「生まれ育った肘折が好き。この村を元気にしたい」「湯治場の魅力を若い人にもアピールしたい」と、郷里のために働きたいという熱い想いが伝わってきます。「若いやつらがいるとね、こっちも張り合いが出るんだよね」とは、つたや肘折ホテルのご主人・柿崎雄一さんの談。若者たちの良き相談役として青年団の活動を応援しています。先人達に教わることは多々あれど、元気な肘折青年団の存在は地域にとって宝もの。

アートプロジェクト「ひじおりの灯」の開催

肘折青年団は、アートの力で地元を盛上げる活動を行っています。いのちめぐる、東北の絵物語。
東北芸術工科大学の方々が作った灯籠が各旅館の玄関前に飾られ、夏の夜の温泉街を灯します。また、ワークショップやライヴなども開催し、年々盛り上がりを増しています。

肘折青年団4

肘折青年団5

肘折青年団7

肘折青年団6

昨年、7回目の「ひじおりの灯」が開催されました。34個の灯籠絵は、肘折温泉郷の豊かな自然や、湯治の伝統を守る人々の、たくましくもつつましい暮らしの情景を描き出しています。東北の自然はときに厳しいけれど、人間を癒すのもまた自然。開湯1200年余の湯治場は、いつもと変わりなく、湯船を磨きあげて霊場をみたし、『ひじおりの灯』を灯して、みなさんのお越しをお待ちしています。
今後の元気な肘折青年団の街づくりに注目してください。

『大蔵村肘折青年団』の活動の様子を公式HPで発信中。
文・写真大蔵村肘折青年団HPより転載

【HP】肘折青年団日誌
【HP】ひじおりの灯

 


2014/5/15 更新

カテゴリ

タグ

新着記事