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〈兵庫県〉蜂蜜作り、都市部で拡大 遊休地活用やイメージ向上に

遊休地を活用して養蜂に取り組み、採取した蜂蜜を商品化する動きが広がってきた。神戸市の六甲山で阪神電気鉄道(大阪市)が、阪神工業地帯で尼崎鉄工団地協同組合(兵庫県尼崎市)が、それぞれ蜂を飼育。沿線活性化、環境再生、イメージアップ…。さまざまな願いを乗せて、蜂は今日も甘い蜜を集める。
阪神電鉄子会社、六甲山観光(神戸市灘区)が運営する六甲ケーブル。新緑がまぶしいケーブル沿いの遊休地に、巣箱がずらりと並ぶ。
2012年に阪神電鉄に委託された俵養蜂場(同市東灘区)の俵博さん(68)は「この辺りはアカシアが多いので蜜はマイルドな味わいになる」と話す。
阪神電鉄は高架下の野菜栽培などで沿線活性化に当たる中、「沿線の自然の豊かさを発信したい」と養蜂に着目した。同年10月、「六甲山ミツバチ やまみつ」と名付けて商品化。今年4月には蜂蜜や加工品を扱う店を東京にも開いた。

蜂は環境の変化に敏感な生物だ。東京・銀座や大阪・梅田などでは、自然環境の大切さをアピールする手段として養蜂が行われている。蜂蜜を地域のブランド商品として売り出せるのも魅力だ。
環境再生のシンボルに」と10年春から取り組む尼崎鉄工団地協同組合。臨海部の埋め立て地約5万5千平方メートルに非鉄金属加工や精密機器などの24社が集う。
同組合の西村善明理事長(77)が、阪神工業地帯の環境再生を目指す県や尼崎市のプロジェクト「尼崎21世紀の森構想」に賛同。空き地を緑化する中で「公害で傷んだ尼崎の環境が良くなっている証しにしたい」と養蜂を思い立った。

良質の蜜源をつくるため、事務所の敷地にアフリカ原産の「エキウム」やニュージーランドに自生する「マヌカ」を植栽。昨年発売した蜂蜜「尼みつ」は好評で市内の洋菓子イベントで地元産食材として使われた。西村理事長は「この海際で蜂蜜が採れるとは思わなかった。さらに緑化を進めたい」と喜んでいる。(神戸新聞より)


2014/5/12 更新

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