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〈ニッポンのお菓子:鳥取県〉生姜せんべい

◆しょうがせんべいの歴史

しょうがせんべいの起源は江戸時代後期とされるが、裏付ける資料はなく定かではない、とのこと。
明治後期には鳥取市内のあちこちで生産され、駄菓子として1枚単位で販売されていたことが判っています。
鳥取で民芸運動を繰り広げた吉田璋也は、このしょうがせんべいに着目。焼く、曲げる、塗るという全工程を職人の手で行うことで、民藝せんべいという概念を定着させました。

特に鳥取宝月堂の生姜せんべいは、その制作工程は頑ななまでに手仕事が貫かれている。生姜蜜の原料となる生姜は一般市場に 出回る事がほとんどない、希少な「瑞穂生姜」を使用。非効率で見た目以上に大変な作業ですが、機械でつくられたものとは明らかに違います。

実は鳥取県東部の鳥取市気高町瑞穂地区は、県内一のしょうがの産地。
その歴史は古く、鹿野城址亀井公が朱印船貿易により東南アジアからしょうがを移入し、現在の鳥取市気高町日光地区で栽培を奨励したことが起源とされて、400年以上の歴史があります。
今では、気高町を中心に「JA鳥取いなば生姜生産部」が平成23年3月に結成され、生産・販売の拡大を進めています。

◆製造方法

主な製造工程は以下のとおりです。
1  生地を焼き型に流し込み、せんべいを焼く。
2  せんべいを取り出し固まるまでの間に波形に仕上げる。
3  はけを使い生しょうがをせんべいに塗る。
4  乾燥させる。店によっては、砂糖の配分、曲げる角度など若干の違いはありますが、それぞれの個性を知った上で食べ比べてみるのも楽しみです。生姜せんべい

 


2014/4/22 更新

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