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〈熊本県〉創業140年の老舗、今夏復活へ 長崎次郎書店

休業している老舗の長崎次郎書店(熊本市中央区新町)が営業再開に向けた準備を進めている。国登録有形文化財の建物を生かし、書店にギャラリー、喫茶店を併設した店舗として、ことし夏にお目見えする見通しだ。
教科書や一般書をそろえた書店として長く営業していたが、経営者の体調不良で規模を徐々に縮小。数年前からは政府発行の官報のみを扱い、昨年4月に営業を休止した。
1874(明治7)年の創業で、ことしは140周年の節目。現在、耐震補強などの改修工事を進めており、1階(約130平方メートル)は書店に小規模なギャラリーを併設。これまで事務所や書庫だった2階(約110平方メートル)は喫茶店になる。
建物の管理と喫茶店経営は長崎次郎書店が担う。新しい書店は、元は次郎書店の支店で、親戚でもある長崎書店(中央区上通町)が運営。屋号は「長崎次郎書店」を継承する。
書店には旧制五高時代の夏目漱石や来熊した森鴎外らが訪れたこともある。建物は東京・丸の内三菱煉瓦[れんが]街などを手掛けた故保岡勝也氏の設計で、1924(大正13)年に造られ、98年に国登録有形文化財になった。
長崎書店の長崎健一社長(35)は「これほど長い歴史と貴重な建物を持つ書店は全国にも少ない。地域の人に愛され、多くの人が集まる場所にしたい」と話している。(熊本日日新聞より)

【FB】長崎次郎書店
長崎次郎書店 熊本


2014/4/21 更新

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