地酒の魅力を20代に広めようと、金大の大学院生が中心となり、能登でオリジナルの日本酒を造るプロジェクトが始まった。学生が酒米生産者や酒造会社と連携し、酒米の栽 培から商品のラベルデザイン、販路開拓までを行う。学生はそれぞれの専門分野を生かし て、能登の地域ブランド化を目指す。
プロジェクトは、日本酒と地域の関わりをテーマに研究している金大大学院人間社会環 境研究科地域創造学専攻1年生の又木実信さん(22)=能登町出身=が企画し、金大、 金沢美大、県立大、大阪や神戸の学生12人が参加する。農作物生産・販売の「ゆめうらら」(志賀町)と数馬酒造(能登町)が協力し、企業のマーケティング担当者らが助言す る。
酒米作りは志賀町仏木の水田で行う。学生が農業体験を兼ねて、20アールを機械、1 0アールを手で植える。10月ごろに収穫し、数馬酒造の酒蔵で仕込みに入る。
日本酒は1本720ミリリットルを約500本仕込み、1月にも仕上がる。価格は1本 千~3千円を想定している。パッケージや告知方法は、学生がそれぞれの専攻を生かして 担当する。開発した日本酒で新成人に乾杯してもらう企画や、若者に日本酒の味わい方を 紹介するイベント開催を計画している。
9日は、又木さんら3人が志賀町を訪れ、ゆめうららの裏貴大社長(27)の案内で農 地やため池を見学した。休耕田を活用した無農薬の米作りなど、能登の里山里海を守る取 り組みについても説明を受けた。又木さんは「学生は日本酒に触れる機会が少ない。地酒 の味とともに、商品に込められた生産者の思いも伝えたい」と話した。(北國新聞より)
2014/4/10 更新
