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〈茨城県〉旧稲田家住宅赤煉瓦蔵を答申 国文化財、県内から5件

国の文化審議会は、国登録有形文化財(建造物)に常陸太田市の「駿河屋宮田書店店舗兼主屋(おもや)」と「同書店土蔵」など3件を登録するよう下村博文文部科学相に答申した。また、国指定重要文化財(美術工芸品)には同市の「鉄造阿弥陀如来立像」など2件を登録するよう答申した。登録されれば、県内の国登録有形文化財は243件、国指定重要文化財は41件となる。
18日に国登録有形文化財への登録が答申された駿河屋宮田書店店舗兼主屋は、文化7(1810)年に建てられた土蔵造りの町屋。「つし二階」という天井の低い2階屋の店舗で、1階は総土間で書店が営まれている。
同書店土蔵は、明治41(1908)年ごろに建てられた土蔵造り2階建て。東側に下屋を設け、この地方の商家の屋敷構えの特徴を示している。
また、43(1910)年に建てられた袖蔵「旧稲田家住宅赤煉瓦(れんが)蔵」(常陸太田市)の登録も答申。れんが造り3階建てで、黒漆喰(しっくい)塗の観音開きの扉など高い左官技術がみられる。
国指定重要文化財への登録が答申された鉄造阿弥陀如来立像は、鎌倉時代の建立で座像164センチ。西念と良覚の作で大きさや鋳上がりの良好さから鉄仏の代表作の一つとされる。常陸太田市中染町の山田川左岸の高台に立つ阿弥陀堂に安置されている。
土浦市の考古資料「武者塚古墳出土品」も登録が答申された。同市上高津の上高津貝塚ふるさと歴史広場に所蔵されている7世紀の古墳から出土した副葬品で、大刀や銀の帯状金具など96点で構成される。「みずら」という成人男性の髪の結い方をした頭髪や「経錦(たてにしき)」という織物の一部など当時の服飾を考える上で貴重な資料とされている。(産経ニュースより)

旧稲田家住宅赤煉瓦蔵の現在は「オープンギャラリー倉」として利用されてます!

旧稲田家住宅赤煉瓦蔵 オープンギャラリー倉 常陸太田市


2014/3/25 更新

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