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〈伝統行事シリーズ・日本酒編〉甑倒し(こしきだおし)

一般に日本酒は秋から春先までの冬場に造られます。「寒造り」も終盤となり、最後の醪(もろみ)の仕込みに使う米を蒸し終え、蒸米(ふかし)をしていた甑(こしき)を大釜から外し、それを横に倒して洗うことから、このように呼ばれたようです。「甑倒し」当日は「蒸米」の無事終了を「酒造の祖神」に感謝し、蔵人によるお祝いが催されます。

伝統行事から少し話がそれますが、「日本最古の酒造の神」は京都市右京区にある梅宮大社(うめのみやたいしゃ)に祀られているそうです。四座中、三座が酒の神様とはスゴい!
1)酒解神(さけとけのかみ)[大山祗神(おおやまずみのかみ)]
2)その娘の酒解子神(さけとけこのかみ)[木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)]
3)酒解子神の夫の大若子神(おおわかこのかみ)[瓊々杵尊(ににぎのみこと)]
4)夫婦の子、小若子神(こわくこのかみ)[彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)]

また4月第3日曜日には桜祭という雅楽祭があり、神酒が無料接待されるとのこと。

■桜祭(雅楽祭) 祭典 午前11時
平安時代、名神大社に列せられた梅宮の例大祭は、勅使祭であり、祭礼に雅楽が奏された最初の祭であり、又、新酒を供えた祭りでもあった。
その昔を偲んで、平成8年に平安雅楽会の協力を得て復活した大祭である。
行事として祭礼後、平安雅楽会により雅楽と舞楽が奉納される。さらに神酒が無料接待される。


2014/3/18 更新

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