宮城県漁協の地元支所の呼び掛けで宮城県塩釜市浦戸諸島の養殖業者などが4年をかけて開発・育成した「あたまっこガキ」が4月に初出荷されることになった。漁協などでつくる浦戸諸島の復興・活性化協議会は7日夜、塩釜市内のホテルで試食会を開催。浦戸ブランドの新商品として多くの人に味わってほしいとPRした。
あたまっこガキは養殖棚から海中につるしたロープの上部で風にさらして育てる。通常より小粒で、殻が白くて表面が滑らかなのが特徴だ。味は濃く、歯応えはしっかりしている。
開発は2010年に始まった。成育途上のカキをネットに入れるフランスの養殖方式を導入して数量を増やし、今シーズンは1万5000個を収穫した。
試食会には県や塩釜市、漁協関係者ら60人が出席した。焼きガキのほか、キッシュやチャウダーなどの料理で味わった。出席者の一人は「うまみをぎゅっと凝縮したような濃厚な味わい」と感想を語った。
出荷は4~5月にかけて約1万個を予定。関西や岩手県のホテル、インターネット販売業者などから既に引き合いがあるという。
協議会の千葉真澄会長は「誰が見ても普通のカキとは違う。規格を統一して3年以内に10万個を生産し、塩釜・浦戸の高級ブランドとして専門店やホテルで扱ってもらえるようにしたい」と話す。(河北新報より)
2014/3/11 更新
