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〈福島県〉古里の舞避難者励ます 浪江の請戸芸能保存会が神楽、田植え踊り

東京電力福島第一原発事故で避難している浪江町の請戸芸能保存会は9日、福島市飯坂町の北幹線第一、同市の笹谷東部、二本松市の安達運動場の3つの仮設住宅で伝統の神楽と田植え踊りを披露し、避難生活を送る住民らを励ました。神社関係者らの協力で会場には祭壇が設けられ、招き入れた●野(くさの)神社の祭神の前で奉納する本来の姿に近い形での披露となった。
浪江町の請戸地区に伝わる安波祭の一環で例年2月第3日曜日に●野神社を中心に執り行われていた。東日本大震災後も伝統の灯を絶やすまいと続けられている。
今年も同仮設住宅などで2月16日に予定されていた。大雪のため祭礼は中止となった。仮設住宅で楽しみの少ない住民に古里を思い出すきっかけになれば-といわき市で避難生活を送る渡部忍会長(64)らと神社関係者が尽力し、神楽と田植え踊りの実施に向けて再び日程を調整した。保存会からは県内をはじめ東北や関東に避難する19人の会員が集まった。
このうち北幹線第一仮設住宅では家内安全や震災復興などを祈願し神事を行った後、豪快に獅子が舞う神楽を奉納、早乙女、才蔵、中打の衣装を身にまとった会員らが田植え踊りを披露した。
神楽を披露した請戸地区出身で仙台市で避難生活を送る安倍友克さん(36)は住民らの笑顔に触れることができて満足そうだった。田植え踊りには安倍さんの長女陽菜ちゃん(6つ)、次女歩花ちゃん(2つ)も参加した。
会場で夫と娘ら家族の熱演を見守った安倍さんの妻由恵さん(31)は「離れて暮らしている多くの人たちと再会できて、本当にうれしい」と話し、古里の復興に願いを込めていた。(福島民報より)
※●は「草かんむり」に「召」


2014/3/10 更新

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