日本の地方に息づく伝統産業を紹介する企画展「伝統と先端~日本の地方の底力」が、フランスのパリ日本文化会館で開かれた。全国の12自治体から約30点が集まり、香川県内からは高松市の庵治石を使ったオーディオ機器と後藤塗の食器が出展され、匠(たくみ)の技と現代技術が融合した作品がフランス人らの注目を集めていた。
同展は、地方の伝統工芸品に脈々と受け継がれている技術を先端産業に生かした作品や、現代の生活スタイルに適応した伝統工芸品などを紹介しようと、自治体国際化協会パリ事務所が企画。2月11日から22日まで開催された。
庵治石のオーディオ機器は、庵治石を使った商品開発に取り組むダイテツ(高松市庵治町)の製品で、機器の側面などに庵治石を用い、石ならではの光沢と重量感を持たせ、高級感あふれるデザインが特徴。
後藤塗の食器は、宗家後藤盆(同市磨屋町)の後藤孝子さんの作で、伝統的な漆器の製作過程で、木地に布を張って表面を強化しており、ナイフやフォークでも傷がつかない仕様に仕上げている。
このほか、現代の建築技法を応用した「ORIGAMIランタン」や、はっ水加工を施した風呂敷などが紹介され、来場者は日本の匠の技に見入っていた。(四国新聞社より)
2014/3/6 更新
