飼育員に向け求愛行動を取っている松江フォーゲルパーク（島根県松江市大垣町）の雌のペンギン「さくら」が、海外メディアで注目を集めている。同施設がインターネットサイトに公開した動画の再生回数は１６０万回を突破し、外国語での問い合わせが相次いでいる。
「さくら」が男性飼育員を追いかけたり、求愛のポーズを見せたりしている様子を、国内の新聞やテレビ、ラジオ約２０社が１４日のバレンタインデーに合わせて報道。施設は独自にインターネット上に動画を公開し、これらに海外メディアが反応した。
英国のインディペンデント紙（電子版）は「ペンギンと飼育員のあり得ない恋愛」と紹介。同国の大衆紙デーリー・ミラー（同）も「史上最もかわいらしいペンギン？」と題した記事を掲載した。動画サイトへのリンクを併載した新聞もあり、再生回数が急激に伸びたという。
同施設には中国、オーストラリアなどの海外メディア約１０社から「紹介したい」との内容の電子メールが約２０通届いた。販促広報課の山田篤さん（３３）は「英語なので裁ききれない」と戸惑いながらも応対している。 「さくら」から猛烈なアプローチを受けている当の飼育員・野津剛さん（４０）は「恥ずかしいような、うれしいような複雑な気持ちだ」と話している。（山陰中央日報より）
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2014/2/21 更新
