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【木綿街道】古い街並と今の暮らしがほどよくとけ込む貴重な場所

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島根県の東部に位置する出雲市平田町。東に宍道湖、東西を貫流する船川と水路に恵まれたこの地域は、古くから商家の荷を運ぶ市場町として利用されてきました。とくに、江戸末期から明治初期にかけて、「平田木綿」は、大阪や京都で良質の木綿として高く評価され、遠方との取引が行われるようになりました。その後、船川周辺は木綿の集散地として多くの船が往来し、賑やかな市場町として発展しました。街道には多くの商家が軒を連ね町の繁栄を支えました。船川に隣接する新町、片原町、宮ノ町周辺は、綿花流通の道として使われたため、「木綿街道」と呼ばれるようになりました。
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鉄道や交通の発展とともに、木綿街道は次第に使われなくなりましたが、 当時の賑わいを偲ばせる「酒蔵」や「しょうゆ蔵」などの商家、旧家の建物が残っており、下町情緒を今に伝えています。街を歩くと目にとまる「黒瓦」や「なまこ壁」、「格子窓」の連なる二階建妻入り造りの町家は、平田独特の建物です。現在、古い街並と今の暮らしがほどよくとけ込む「木綿街道」は、しっとりと落ち着いた風情を楽しめる貴重な場所となりました。

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「木綿街道」は、地域の人からも愛されており、酒蔵でのコンサートやフリーマーケット、ギャラリー、餅つき、また、空き家再生ワークショップなど、様々なイベントが行われ、町並みを活性化しております。
このまちづくりをしている任意団体「木綿街道振興会」のミッションは、

■木綿街道の町並み景観・歴史・文化等の資源を活用し雲州平田地域の活性化を図ること
■歴史的な町並みを保存し後世に受け継ぐこと

約15年前から木綿街道のまちづくりに取り組み、取り残された古い町並みを、雰囲気、風情などを維持しながら、活用して行こうといろいろな取り組みを行っています。

■主な受賞歴
平成22年地域づくり総務大臣表彰
平成23年あしたのまち・くらしづくり活動賞 内閣官房長官賞

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(文・写真 木綿街道HP・木綿街道振興会FBより転用)

木綿街道【HP】http://momen-kaidou.jp/
木綿街道振興会【FB】http://p.tl/yP_z


2014/2/27 更新

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