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〈長崎県〉「ダイコン風」に吹かれ、ゆで干し大根づくり最盛期

寒風を追い風に、西海市西海町面高郷で、特産品のゆで干し大根づくりが最盛期を迎えている。14日も早朝から生産者が海岸の崖に組んだやぐらにゆでたてのダイコンを広げ、白い湯気とともに独特の甘い香りが漂った。
ゆで干し大根は、同町内の約40戸の農家が11月上旬から2月末にかけて生産。家族総出の作業で、大ぶりのダイコン品種「大栄大蔵(だいえいおおくら)」を収穫し、細長くカットしてゆでた後、地元では「ダイコン風」と呼ぶ北西の季節風に一昼夜さらして乾燥させる。伝統の保存食で煮物などに人気で全国各地に出荷している。
地元の高浦勝宏さん(40)はこの日も湯気が上がるダイコンをトラックに積んでやぐらに何度も往復し、網に広げる作業に汗。「例年より寒い日が続き、ダイコン風がよく吹いてくれるおかげで出来が良く、きれいなあめ色に仕上がっている」と笑顔で話した。(長崎新聞


2014/1/28 更新

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